北陸新幹線の敦賀延伸で国民は謙虚謙遜に喜ぶことができない現実

2024/03/16

Opinion

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2024年3月16日、北陸新幹線が金沢から敦賀まで延伸されます。これにより、東京と福井・石川両県がより緊密に結ばれます

しかし、北陸新幹線の敦賀延伸で待ち受ける現実と北陸新幹線の敦賀延伸で国民は謙虚謙遜に喜ぶことができない現実について解説します




時間短縮の代償:乗客負担の増大



北陸新幹線の敦賀延伸により、大阪から福井までの所要時間は、従来よりも3分短縮されますが、乗客は1,150円(1秒あたり7円)の追加費用を負担する必要があります。大阪から金沢までの場合、所要時間は22分短縮されますが、追加費用は1,620円(1秒あたり3円)となります。




大阪から福井への移動はコスト増



大阪から金沢までの移動が一気に向上する一方、大阪から福井までの移動では、敦賀延伸によりコストが大きく増大します

ただし、JR線の特急と第3セクター線の快速列車を利用することで、大阪から福井までの移動が特急時代より移動にかける時間が増える一方、多少の移動にかけるコストを抑えることができます




北陸新幹線敦賀延伸の真の意義



敦賀延伸は、大阪から金沢までの移動をより便利にします。しかし、大阪から福井までの移動ではコストが増加します

そのため、敦賀延伸の真の意義は、大阪と福井の結びつきの強化ではなく、大阪と金沢の結びつきを強化することにあります




日本における新幹線の必要性



北陸新幹線敦賀延伸は、日本における新幹線の必要性についての疑問を投げかけます

日本にはすでに多くの新幹線の整備が議論されており、さらに多くの路線が計画されています。これらの新幹線にどれほどの必要性があるのか、国民は将来に見据えた、徹底的なディスカッションをする問いがかけられています




編集長の見解



編集長は、新幹線の建設を急ぐよりも、空港の国際空港化の推進、港湾の旅客と国際化を推進すべきだと考えています。新幹線は国民の意見を尊重して建設すべきであり、国民に借金の負担を強いるべきではありません




さいごに


今回は、2024年3月16日に開業する、北陸新幹線の敦賀延伸についてピックアップしました
昨年3月、北陸新幹線の敦賀延伸する前に北陸本線を縦断する特急サンダーバードと特急しらさぎを利用。この時の利用が北陸本線で特急列車を利用するさいごの機会となりました

北陸新幹線の敦賀延伸は喜ばしい出来事である一方、移動にかかるコストや移動にかかるコストからの効果で大きな課題が山積する事案になり、これから先の整備新幹線の先行きが大きく左右される事態となったのは、間違いありません


北陸新幹線の敦賀延伸でにぎやかとなる陰に、四国新幹線をどこと連絡するかの会合が行われ、会合の結果、岡山との接続が望ましいとの見解が示されました

四国新幹線の岡山からの開業は、瀬戸大橋の鉄道部分を新幹線に特化させるために整備されていることから、JR瀬戸大橋線をとおる在来線特急が四国新幹線の岡山からの開業で全廃されることは避けらえれず、沿線住民の反対や沿線自治体のストロー現象で少子高齢化社会をより推進させる事態になるのは、時間の問題です

四国新幹線についても、国民の意見をしっかりと反映させた上で四国新幹線の整備について、しっかりと話し合う必要があるとはっきり言えます





さいごまで読んでいただき、ありがとうございました



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