こんにちは。
X を徘徊していると、7年ぶりに再会した同級生が相手にマルチ商法の勧誘をし、さいごの止めでタワマンに住む詐欺師のアジトへ連れて行かれ、ここも同じマルチ商法の勧誘を受け、自分の選択で勧誘を拒否。そこからまた、7年ぶりに再会した同級生は、二度と姿を現さなかったとイラストによるレポートが登場。その投稿が多くのリポストやいいねが集まっていました。
実は、編集長も2つの勧誘を受けたことがあります。
今回、その2つの勧誘をどう対処したのか。その後はどうなったかを赤裸々にお伝えしようと存じます。
File No.1:物件購入の勧誘
編集長がまた、インターネットで公開日誌を公開していた時代、日誌のお問い合わせページにある方からのメッセージが届きました。
内容は、あなたの話を実際に現地で話しを聞きたい。とのことでした。
編集長はその話を受け入れ、相手から指定された場所へ移動。そこから相手方の車であるマンションに案内されました。
外は暗かったものの、当時としては、かなり大きいマンションであったことは確かです。
マンションの居室に移動後、まずは日誌のお問い合わせページで送られた内容を元に相手方の話を聞きました。会話だけだったので、20分ぐらいの対話でした。
その後、話の終盤後、突然相手が『このマンションの一室、いいでしょう? 実はこの部屋を自分でリノベーションしていて、誰かにこの綺麗な一室を3,000万円でお譲りしようと考えています。あなたは、その最初の顧客として、このマンションの一室を購入しませんか?』と物件購入の勧誘の話を持ちかけられました。
冷静に考えて、その話は違法そのものであって、【自分でリノベーションしていて、誰かにマンションの一室を3,000万円でお譲りする】ことは、宅地建物取引士の国家資格を持っていないとできません。
しかし、当時の編集長はマンションを買うような豊富な資産がある訳ではなく、これから先の不安との戦いだったため、今のうちから大金を出してマンションの一室を買うのは無理があると判断。
編集長は相手方に『その話は、本当に素晴らしく、この話を是非、引き受けたいです。しかし、私(編集長)よりも、この部屋を長く大切にする人々が多くいますから、今回のマンションの一室購入をこの場で契約(サイン)することができません。本当に申し訳ございません。』とお断り、お詫びの返答を出し、相手はそれに納得してくれたのか、また指定された場所まで送り届けてくれました。
その後、相手とそのマンションがどうなったかと言うと、物件購入の勧誘をした相手は、過去の X のポストで怪しい勧誘投稿を繰り返しており、しまいには、勧誘の話をしたいなら、LINE に連絡するよう、呼びかけていました。それは今も同じことを繰り返してます。はっきり言って詐欺師でした。
物件購入の勧誘の場となったマンションは、今も変わらず佇んでいて、時々、プライベートでそのマンション近くを通りますし、マンション近くのコンビニをたまに使っています。
File No.2:保険、マルチ商法の勧誘
物件購入の勧誘を受けた後、多忙を極めていた編集長。そんなある日、当時の高校の同級生からメッセージが来ました。
この高校の同級生は、高校受験でたまたま同じ席で受験し、お昼時に会話した子で編集長の剛腕で生徒会執行部の役員まで駆け上がった人物です。卒業後、地元の大手企業に就職。同級生とは、同窓会で会うか LINE で連絡するのかのいずれかで会う感じでした。
高校の同級生はメッセージで『俺(同級生)の友達が保険会社の代理人をやっていて、同級生の話をしたら、保険の人が会いたいと話が出たから、どっか都合がいい日ってない?』と連絡を受けました。
正直、保険のことがイマイチよく分かっておらず、『保険の加入に誘われても断ろう』と心に決め、まずは、都合がいい日を設定し、メッセージを送信。すると同級生は『会う場所はどこでもいいよ』と返信がきて、近くの喫茶店で待ち合わせることにしました。
面会当日。指定した日と指定した喫茶店で待ったところ、同級生がやってきて、喫茶店に入室。その後、保険会社の代理店のセールスマンらしきの人物がやってきました。
話を聞くと、どうやらその保険会社の代理店のセールスマンは、同級生が当時、在籍していた中学校の後輩らしく、つい2年前から大手保険会社を扱う保険代理店に入社し、セールスマンとして働いているとのこと。
本当に保険会社の代理店なのかを確かめるため、身分を明かすための証拠となる名刺を渡すよう、お願いしました。すると、『普段から初対面の人には、名刺を渡さないことになっていますけども、特別に名刺をお渡しします。』と渋々、保険会社の代理店に勤めている会社の名刺を渡してくれました。
その後、近況を話しながら、最近の保険事情を聞き、着々と保険の加入の話が入り、その場で『大変申し訳ございませんが、この場で保険の加入をするのは、好ましくなく、あまりにも情報量が乏しいです。もっと保険が必要な人々にあたってください。』と断りました。
喫茶店から退室したあと、同級生に『他の同級生に保険の話はしたの??』と訪ねたところ、『高校の同級生に保険の話を入れたのは、お前(編集長)が初だよ。まあ、後日、他の同級生(高校の同級生)に話を入れてみるけど』と話しました。
あれから数日たったある日のこと。また高校の同級生からメッセージが入り『あんた(編集長)に会いたい人が居るけども、会ってくれない?』と唐突すぎる一方的な話が来ました。
同級生に『会いたい人って、だれ??』と返信したところ、『この場では話せない。とりあえず、都合がいい日を教えてくれ。場所の指定は相手が既に決まっているから、都合がいい日を先に教えてくれ』とまた、唐突すぎる一方な話をしてきました。
『しょうがねぇなぁ....』と編集長は小言で愚痴をこぼしながら、同級生に都合がいい日を教え、ファミレスに近い最寄り駅を指定され、実費でその駅まで向かいました。
駅に同級生が居て、同級生が運転してきた車に乗車。そして、『まずは、守秘義務を守るためのサインをしてくれ』と高圧的に編集長に迫り、編集長は渋々、サイン。
その後、同級生の運転で駅からほど近いファミレスに向けて移動。車内での会話で編集長は『なんで、守秘義務を守るサインをしなければならないの? 人と会うためにサインするのは、純粋におかしいよ???なんで???』と突っ込んだ質問を同級生に迫ってみました。
すると、同級生は『これは相手方が会う条件として提示していて、これはどうしても避けられないんだわ....。悪ぃ。。』と答えてくれました。
車内で編集長は『正直、ファミレスに行くのに守秘義務を守るためのサインをするのは、素直におかしい。。。何か怪しいことがある。』と確信。もし、会った相手が高圧的に迫ってきたら、トイレに移動し、ファミレスの店員さんに『○○(席番号)で怪しい勧誘を受けています。ファミレスの利用規約にファミレスで勧誘してはいけないとの規定があるため、警察への通報をお願いします。』とSOSを送る予定で覚悟していました。
ファミレスに到着後、個室みたいなテーブル席に男女数名が待機しており、後からボスと幹部らしき男女が来店。その後、予想通りの勧誘の話をはじめました。
勧誘の内容は完全にマルチ商法。1人紹介すれば、不労所得そして、売上の数%を毎月受け取れる。複数人を紹介したら、またさらなる不労所得が得られる。完全にこれは、マルチ商法で間違いないです。
もちろん、編集長はその場できっぱり『不労所得は要らないです!まだ体が丈夫ですし、労働してお金を得るのがもっとも人間らしい生き方です。ズルしてお金を得るのは、妄想と夢であって、はっきり言って、お断りします!』とマルチ商法の勧誘を拒否。
その後、車の車内で同級生は『お前(編集長)、本当に相手を失礼な扱いをしたぞ!でも、お前の選択だから、仕方がない』と叱られました。
気分は最悪だったものの、マルチ商法の勧誘による損害が薄く、行き帰りの交通費と時間だけがマルチ商法の勧誘で奪われたのが、唯一の救いです。
あれから、マルチ商法の勧誘で提示された名刺に記載された会社と電話番号を元に調べた結果、ここの会社の被害に遭われた消費者の生々しい声が無数の情報として浮かび上がり、高校の同級生との連絡は、全てシャウトダウン。LINE と高校の同級生と思われるSNSを全てブロックと運営元への通報を行い、二度と高校の同級生との連絡をしない環境を作りました。
そして、この高校の同級生は高校の外部講師として訪問した実績がある人物だったため、卒業した高校に『マルチ商法の勧誘をされました。この高校に在籍する在校生やこれから高校を巣立つ在校生のために、外部講師の指定を解除し、永久追放するよう、要請します。そうしないと、高校を巣立った卒業生や在校生により良い環境で過ごすことができません。頭を下げます。本当にお願いします。』と高校に連絡を入れました。
その後、高校は編集長からの通報と要請を受け入れ、マルチ商法の勧誘をした高校の同級生に対し、外部講師の指定の解除。永久追放の処罰を科し、それぞれの処罰を実行した後に高校から編集長宛ての連絡が入り、高校から『あなたの通報と要請がなければ、高校は厳正な対応をしてこなかった。あなたの勇気ある行動に感謝する。在校生を守るために行動を起こしてくれて、ありがとうございました。』とお礼の言葉を受けました。
あれから、高校の同級生とマルチ商法の勧誘を繰り返すボスと幹部がどうなったかと言うと、2023年現在、編集長の元に来ていないので、高校の同級生とマルチ商法の勧誘を繰り返すボスと幹部からすれば『すぐに勧誘を断る人』と決めつけ、二度と編集長の元に姿を表さないでしょう。
怪しいと分かったら、断る勇気を
このような勧誘は、全て良いものとは限りません。
勧誘による人生の変化がないに等しく、全て個人情報、自分の素質などの特徴、金銭などを勧誘によって奪われます。
勧誘は情報の窃盗罪であり、完璧な犯罪です。
怪しいと分かったら、断る。どうしても相手が断ってはいけない空気や雰囲気を作り上げてしまったら、トイレを装って部屋を脱出し、交番などの警察にSOSを送りましょう。
それが最高の自己防衛です。
さいごに
今回は、物件購入の勧誘、保険やマルチ商法の勧誘の実話をお伝えしました。
もし、久々に連絡が来た子がいたら、その場で断るようにしましょう。
大抵の話は、全て勧誘の話です。
甘い謳い文句も要注意です。甘い謳い文句を巧みに利用し、多く仲間を勧誘によって作り上げ、勧誘で誘った人をまた同じように作る『ピラミッド体制』を作り上げ、完全な上下関係を作り、完全な不労所得を完成するのが、彼らの主目的です。
この世から勧誘は消えません。しかし、勧誘から身を守るためには、全ての話を断る勇気が最も大切です。
さいごまで読んでいただき、ありがとうございました。